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野菜の良さを表示で伝える。ベルグリーンワイズの機能性表示事業についてご紹介!

青果物の包装袋を販売しているベルグリーンワイズ。実はそれだけではなく、「機能性表示食品」「栄養機能食品」などの表示をサポートする、機能性表示推進グループという部署があります。名前だけでは、どんな内容の事業を行っているのかがまだ謎に包まれていますよね。そこで今回は機能性表示推進グループ所属の鈴木さんにインタビューをさせてもらいました!
どんな取り組みをしているのか、どんな方と仕事をしているのか、そしてどんな未来へ向かっていくのか。グループ立ち上げ時から携わっている鈴木さんだからこそ紡がれる言葉がたくさん出てきましたので、ぜひご覧ください!

パッケージを通して野菜の魅力を伝える

-機能性表示推進グループはどんなことに取り組んでいるのでしょうか。
鈴木さん:パッケージに健康的な表現を入れることができる機能性表示食品を取得・販売するサポートを行っています。簡単にまとめると、野菜にこういう成分があって、その成分によって体にこんな働きがあるよ!というのを、パッケージに表示できるようにするお手伝いですね。健康的な表現の例えですと、血圧を下げるや疲労感を軽減するなどがあります。スーパーに行った時に目にしたことがある方も多いと思います。

-確かに最近よく見かけますね! 仕事の依頼はどのようにくるのでしょうか。
鈴木さん: 野菜を作っている生産者さんからが多いですね。自分たちが作っている野菜にもっと付加価値をつけて販売するために機能性表示を取得したいという声もありますし、一部はスーパーのバイヤーさんから生産者さんを紹介するので一緒に作ってほしいというパターンもあります。ただ、機能性表示は消費者庁に届出をして取得ができるもの。そのため科学的な根拠が基となるので、法律的な規制がとても厳しいんです。生産者さん自身でゼロからやるとなると大変な部分もあります。そこで私たちの出番です。野菜のデータや知識、パッケージ製造や販売の実績があるので、トータル的なサポートができます。機能性表示食品はその成分や効果をパッケージ上に表示しないといけないという義務があります。そうなると、包装資材との親和性が高い。野菜の袋と健康は一見関係ないように思えますが、実は繋がっていて、パッケージを通して野菜の魅力を伝え、付加価値化することができます。ベルグリーンワイズだからこそできることが多いんです。

機能性表示推進グループが担当した採用事例です。
乾農園様の富田林の千両なすには、GABA(ギャバ)が含まれていることが分かり、
GABAの作用である「高めの血圧を低下させる」という機能性を袋に表示しています。

話して、聞いて、支える

-それでは次に実際の活動内容をお伺いできますでしょうか。
鈴木さん:活動内容として、講演会なども行っています。テーマとして一番多いのは、野菜の健康機能をどうやって伝えるかについて。表示についての厳しい法律には触れないように且つ野菜の良さを正しく伝えるにはどうしたらいいかを、事例を交えて講演しています。講演に来てくださるのは、地域の農業を活性化させる取り組みを行っている自治体の方々が多いですね。 自治体の方々は弊社の主軸である野菜の袋を実際に販売する先ではありません。ですが、野菜の良さを伝えるためのPRをどう行えばいいのか分からず困っている。それならば、どんなことで困っているのかを聞き、伝えることで課題解決の支えになりたい。その気持ちで取り組んでいます。

2023年1月に鹿児島県主催の
「栄養機能等を生かした農産物の高付加価値化に関わる研修会」の講演に登壇した鈴木さん

健康のためにできることを

-最後に今後の展望をお聞かせください。
鈴木さん:今後は、機能性表示食品のように健康のための手段であるヘルスケアだけではなく、健康になるための行動へ繋げるウェルネスケアへも取り組んでいきます。具体的には、ベジメーターという野菜の摂取量を測定する機械とデジタルサイネージを組み合わせ、小売店を軸としたウェルネスケアイベント事業を行います。
また、私たちの取り組みはベルグループのその他の事業会社とも親和性があるのではないかと考えています。ベルアドワイズのサイネージやファーストパックの花の袋など、プロモーションに使える媒体は一式持っているので、そこはベルグループの強み。例えば、花の香りとメンタルヘルスケアを繋げるとか。現在ある商品を安く売るのも一つの価値ですが、新しい取り組みをすれば安さ以外にもプラスアルファで価値が出せます。ベルグループは、付加価値で社会の課題を解決するということを大切にしています。ベルグリーンワイズだけではなく、グループ全体でそうなっていけたらと思っています。

機能性表示事業について分かりやすく熱く話してくれた鈴木さん!

今回のインタビューを通して、機能性表示推進グループがどんな事業をどんなお客さまと行っているのか、そしてどんな未来を見据えているのかを知ることができました。
インタビューの中で「反対されることの方が可能性がある、反対されたことの方がやろうって思う」という言葉がありました。みんながいいね!と思うことは他の会社がもうやっていること。できるかどうか分からない難しいことに挑戦する方が唯一無二の存在としてやっていけると。付加価値を提供していくには、こういった挑戦し続けていく行動力と、自分たちが培ってきた経験から何ができるのかを捉える洞察力が大切だと感じました。そんなチャレンジ精神溢れる機能性表示推進グループの今後の活動にぜひご注目ください!

※2023年4月3日より、機能性表示推進グループは市場開発グループへ変更となります。そして市場開発グループ内で機能性表示推進チームとウェルネスケア推進チームを設立し、1グループ2チーム体制になります。

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